地蔵盆

京都の夏の風物詩 “地蔵盆”

私の住む地域では 今年は8月18~19日に行いました

大抵どこの町内にも一体奉られている
子供を見守る “お地蔵さん”

地蔵盆の2日間は祠から移動してもらいます

17日の夕方から 大人総出で用意を始め
お地蔵さんは3人がかりで運びます
結構な重さなんです

当日18日は 朝9時からお坊さんが来ての
“数珠まわし”から始まり

子供が輪になって数珠をまわし
大きい珠がまわってきたら拝みます

やっと言葉を覚え出したぐらいの子も
おでこらへんに珠を上げて
「あん」ってするのは すごく可愛い

子供はほぼ一日中 お地蔵さんの場所にいて
家に帰りません(笑)ので

工作をさせたり
お昼ご飯を食べさせたり
役を持った大人は 家を放りっぱなしで付きっきりです

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ヨーヨーすくいと金魚すくい(おもちゃの金魚ですが)をするのに
小さいタライに水をはってたのですが
暑いからか 小さい子が水に入り出し

すると どこからか大きいプールが登場して
急遽 道のド真ん中で水遊び開始

紙おむつの子は「もうええやん」とオール・ヌード

とても京都の街中とは思えないような光景

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「ゲリラ豪雨」と言われる突発的な雨
この日の天気予報にも しっかりマークが付いていたのですが
予報通り黒い雲が出てきはじめて
…見事に降りました
豪雨雷雨
取り敢えず ドシャ降り

用意周到さにかけては 恐ろしいぐらい長けている
我町内
テントを出してブルー・シートで覆っての雨対策は
降り始める前に既に完了


夕方6時からは そのテントの下で食事をするのですが
「こんな降ってて人来るやろか」と心配した…のは
無用でした

食事の用意が出来る前から来る来る 人人人

あっと言う間に満杯

町内74世帯
今年は新築マンションが建って
そこから新たに10世帯

合計84世帯からの 人人人

子供はお地蔵さんの場所で座らせ
大人は豪雨の中のテント下
150人以上 出入りしていた計算

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この雨で夕方から中止の町内もあったそうですが
雨が降ろうが槍が降ろうが
我町内では全て予定通りに進行

そして3時間後 宴は無事に終了

この頃には雨も上がり
ザーっと掃除をしてから 恒例の二次会
毎年同じお宅にあがらせてもらいます

いつもならこの場で残った食事を片付けるのですが
…今年は綺麗サッパリ何も残っていなかった

日付が変わった頃に解散して
数時間後の朝には もう2日目行事の始まり

大人子供交えて 道を塞いでのビンゴ大会が終わると
子供の福引き そして家庭の福引きがあります

町内のマメな方が 金メダルを作ってこられ
(「オリンピックやったから」だそう)

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「子供が福引き終わったら1人1人の首にかけて3人ぐらいずつで写真撮っていって」と
指令を受けたのですが
待ちに待った福引きが終わって じっとしている子なんて

…いる訳がない

全員終わってから 嫌がる中学生(少し恥ずかしくなるお年頃)も
首根っこ引っ張って集合写真を1枚パチリ

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数人どっかに行ってしまってましたが
今年は子供が29人いました

こんだけいると 何をしても賑やかで楽しかった


私が子供の時 右京区に住んでいた頃は地蔵盆がありませんでした
祖父母と同居になって上京区へ越してきて参加するようになりましたが
高齢化の進んだ町内で 子供も少なく
「何したっけなぁ」と思い出しても
お菓子食べて 花火をした事ぐらいしか記憶にありません

今の町内は 一年で一番の大イベントが地蔵盆
どうやったら子供が楽しめるか 何ヶ月も考えて用意するので
本当に子供は思いっきり楽しんでます

ここで育った子が結婚して自分の子供を連れて来たり
大学生になっても友達連れで来たり
彼女や彼氏を連れて来たり

きっと本当に楽しかった思い出が残っているんだと思います

それを分かっているから きっと大人も一生懸命動けるんですよね

他人の集まりの小さなコミュニティが「町内」
他人同士なんだから 人の好き嫌いもあります
人付き合いの好き嫌いもあります

でも この2日間は
普段外出を控えているお年寄りや
留守がちでなかなか顔を合わさない人も
「地蔵盆やから」と 一度は顔を出します

子供の為の 「お地蔵さん」ですが
大人にも 「お地蔵さん」は必要な気がします


後片付けが終わって家に帰ったのが昼の1時半頃
シャワーに入って倒れるように寝てしまい
目が覚めたのが夜の10時

猛烈に襲ってくる空腹感に 冷蔵庫を開けて何か食べようとして
16時間振りの食事に気が付く

そして 去年も一昨年も こんなんやったなぁ…と思い出すのです

楽しかった分 同じだけ疲れます

子供達なんて 「死んだように寝ていた」らしいですから
死ぬほど楽しかったんでしょう