テーマ:銑鋼一貫製鉄所

銑鋼一貫製鉄所 その八

熱間圧延機で圧延された中厚鋼板は、 以後二手に分かれて、別々の工程を進行します。 まず一手は、中厚板状のまま、 サイドトリマー(幅を一定に揃える装置)、 レベラー(板の平面度を高める装置)、 エンドシャー(長さを一定に切断する装置) を経て、中厚板材として出荷されます。 もう一手は、ホットストリップミルから出てきた…
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銑鋼一貫製鉄所 その七

高炉のところで、説明が十分にできていなかった 石灰石について、補足しておきます。 石灰石は、溶剤の役目をしています。 つまり、溶鉱炉の中で、鉄鉱石に含まれている ケイ酸や粘土などの不純物と作用して、 鉱滓として溶銑の表面に浮かばせます。 純度の高い銑鉄を得るために、無くてはならない 脇役なのです。 さて、…
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銑鉄一貫製鉄所 その六

溶けた銑鉄は、流動性が高く、鋳型に沿いやすいので、 鋳物に用いられます。 だから、銑鉄は、「鋳鉄」ともいわれます。 ところが銑鉄は、炭素を多く含んでいるので、硬くてもろい 性質をもっています。 鉄骨や鋼板など、展延性に富み粘くて強い性質を要求される 構造材用鉄としては、銑鉄では用をなしません。 そのためには…
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銑鉄一貫製鉄所 その五

溶鉱炉を、なぜ高炉というのでしょうか。 高炉の原料投入口は、炉のてっぺんにあります。 ところで、自然に産する鉄鉱石は、酸化鉄の形で 鉄分を含んでいますが、この酸化鉄を、 高温の一酸化炭素で還元して鉄を製錬するのが、 溶鉱炉の役目です。 ここで重要なポイントは、鉱石が製錬されて 下へ降りてくる時間を、炉を高くすること…
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銑鉄一貫製鉄所 その四

次の文章は、溶鉱炉の発明者 エイブラハム・ダービーの跡取りであるダービー二世の、 妻エイビアー夫人が友人に宛てて、1755年頃しるした 書簡の一部です(平凡社「西洋史料集成」より)。 ・・・ロームの代わりに砂で鉄の壺などを型取り 鋳造することを試み、それに成功したのは、 私の夫がその名を受け継いでいる彼の父親でありま…
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銑鉄一貫製鉄所 その三

ここで、高炉について、少し詳しく説明しておきましょう。 高炉(溶鉱炉)は、イギリス産業革命のときに生み出されました。 18世紀後半、木綿工場を先駆けとして始まった イギリス産業革命は、大量の機械が必要となって、 その素材である鉄の需要が激増しました。 いま、上海万博開催で鉄鋼特需に沸いている 中国の事情と似ていま…
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銑鋼一貫製鉄所 その二

製鉄所構内の港にある鉱石ヤードには、 オーストラリアやブラジルからやってきた 鉱石船から陸揚げされた鉄鉱石が、 走行クレーンで細長く積み重ねられていきます。 鉄鉱石は、ほとんどが5㎜以下の粉鉱石です。 産地別に積み重ねられた鉄鉱石は、 端から金太郎飴のように同じ配合の粉鉱石として 採取され(これをヤードブレンディン…
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銑鋼一貫製鉄所 その一

一昨年、近代製鉄発祥150周年を迎えました。 その時の記念切手です。 幕末の南部藩に、大島高任(おおしまたかとう)という 鉱山学者がいました。 黒船来航以来、幕府はじめ日本の各藩は、 こぞって大砲などの近代兵器の製造に血眼になります。 こういう時代的要請を受けて、大島は、西洋と並ぶ 高品質な鉄を…
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